NZ250の優位性について 自己満足のための比較
NZ250の魅力は、そのスレンダーなサイズ抜きには語れません。
各排気量の代表車種と比較してみます。
50ccはTZR50、125ccは愛機CBX125F、そしてそこそこ売れたSRX250Fと比べます。
記載は TZR50 ⇒ CBX125F ⇒ SRX250F ⇒ NZ250 の順です。
全長mm 1,875 1.940 1970 1935
全幅mm 600 680 710 685
全高mm 1,025 1.120 1015 1020
シート高mm 760 770 750 740
軸間距離mm 1,250 1.280 1340 1325
乾燥重量kg 83 107 121 118
エンジン 水冷2st 空冷4st 空冷4st 油冷4st
クランクケース DOHC4バルブ DOHC4バルブ DOHC4バルブ リードバルブ 単気筒 単気筒 単気筒
総排気量cc 49 124 249 249
ボアmm 40.0 58.0 73.0 72.0
ストロークmm 39.7 47.0 59.6 61.2
圧縮比 8.2 11.0 10.0 10.2
最高出力ps/rpm 7.2/9,000 17/11,500 32/10000 33/10000
最大トルク㎏m/rpm 0.65/7,500 1.1/8,500 2.4/10000 2.5/7500
点火方式 C.D.I CDI フルトランジスタ フルトランジスタ
始動方式 キック セルフ式のみ セルフ式のみ セルフ式のみ
変速機 6 段リターン 6 段リターン 6 段リターン 6 段リターン
変速比1 3.250 3.363 2.466 2.461
2 2.125 2.111 1.812 1.750
3 1.550 1.631 1.363 1.315
4 1.227 1.333 1.080 1.047
5 1.040 1.153 0.888 0.869
6 0.923 1.041 0.781 0.772
燃料タンク容量L 10.0 11.0 10.0 11.0
燃料消費率km/L 60 ー 59 ー
キャスター 24・30 27・00 24 ・30 26・00
トレールmm 78 90 78 102
タイヤサイズ 前 80/90-16 前 80/100-16 前 890/90-16 前 90/90-17 後 90/90-17 後 90/90-18 後 110/80-18 後 100/80-17
発売時の価格 269,000 3TU 339,000 JC 11 379,000 51Y 399,000 NJ44A
単純に比較できるわけでもありませんが、数字の上でも優秀なのは読み取れます。
車格はほぼCBX125Fと同等。同クラスのSRX250Fとはエンジン性能上圧勝です。
もちろん、カタログ公称値です。全く同一のシチュエーションで勝負した場合、それ程大きなアドバンテージとは言えないでしょう。全てのMCは所有歴があり、それぞれの個性は理解しているつもりのおいらが思うのは、排気量と車体のバランスからいえば、みんな同じようなサイズです。
TZRは2stですし、30km/hの原付です。比較対象に挙げるのは可哀想です。
しかし、ここで改めて思うのは、CBX125Fの突出した高性能です。減衰比では低く見えますが、14000rpm回り切りますので、NZやSRXと走っても、直線と高低差の少ないショートコースであれば互角に走れます。
対SRX250Fとの比較では、空冷エンジンで高回転型に持ってきたSRX250Fはどうしてもスタミナが続かない(熱ダレ)イメージがありますが、500kmを一気に走った初号機の安定感はずば抜けていました。おいらには、良くも悪くもYAMAHAのライディングの型にはまるSRX250Fよりも、自由度の高い(重心は低いけど悪く言えば不安定)NZ250の方がスタイルに合っていて、思い切ったアクションが出来るという点でも加点します。
データと主観のコラボレーションで、このクラス最高はNZ250とさせて頂きます。