NZ250 後回しにしてたトラブル叩き タンクのメッキ処理
お輿入れの時に、ちゃちゃっと掃除して使っていたフロントブレーキですが、とっても危険な予感がしたため朝から再度バラしました。
初代NZ250は、フロントキャリパーの咬み込みで怖い思いをしたことがあったと言うのが倒立化への決断になりました。30km/h位でもフロントはやばいよぉ~。
予兆が出て咬み込むまでそれ程余裕はありません。
フロントの回転が渋くなったと気付いて、症状を確認するために止めたが最後、ロックして押し歩きさえ出来ません。エア抜きからフルードを抜いて何とか生還出来た経験があります。
今回は、そこまで強いものではありませんが、出先で発生すれば笑い事では済みません。
そこで、念入りに分解清掃です。ダストシールが一部切れていますが、フルードは来てないのでオイルシールは生きてると考えて再用です。大体休日にシールは買えないって・・・・キャリパーのシリンダー部分に怪しげな茶色い固着跡が・・・軽く研磨してピストンは念入りにバフ磨きです。
指押しで引掛りなくスライド出来ることを確認したら、今度はマスター側も徹底的にフラッシングします。マスターが綺麗になったところでお次は惜し気もなくDOT4のフレッシュフルードでホース内部もフラッシングです。
ここでやっとキャリパーと再接続。いつもの倍以上のフルードを通過させてエア抜き。パッドも換えたからこれで落ち着いてくれるといいのですが・・・
ブレーキと戯れている間、タンクもやりました。
まずはお約束のサンポール錆取。早朝一発目から5時間程やったんで次の作業に移ります。
なんと、今回は内側を亜鉛メッキしてやることにしました。
詳しい解説はググれば出て来るんで省略。
錆取の液は一旦抜き去り別保管。新しく2リットルのサンポールを投入し、水で希釈します。コックは外してメクラしてます。フロートは袋で巻いて共締してます。
よく混ぜながら満タンまで水を加え、コック固定用のボルトにマイナスを繋ぎます。
プラスには定番のマンガン電池から捕獲した亜鉛ケースを接続し、タンクに接触させないように吊り下げて沈めます。時々撹拌しながら3時間ほど放置。泡だらけになってます。
その後、後日使えるように溶液を抜いて保管し、念のためマジックリンで中和させた後徹底的に水洗いです。夏の太陽をたっぷり浴びさせて乾燥させました。
口の部分は溶液に浸かってないこともありすぐ赤錆が出ましたが、内部は何となくメッキ出来たようでどぶ色のままです。
コックを組んで、フロートも掃除して取付。3リットルほどガソリンを入れて抜いてみました。取敢えずいいみたい。しばらく様子を見てメッキが効いてるかどうかは後日アップします。
都合4リットルのサンポール(半分は錆取、残りがメッキ用)と単1マンガン電池3本(1本は分解して亜鉛ケースを取ります。2本直列で3Vを確保します)、あとは仕上げ中和用のマジックリン2リットル。
使用済みの溶液はそれぞれ保存して次も使います。
ディスカウントでサンポールとマジックリンがそれぞれ500cc105円。マンガン電池は100均で2本入りを2つ。時間はトータルで10時間位かかりました。
FRPでコーティングする方法もよく利用しますが、ただでさえ容量の小さいタンクです。出来るだけ温存したかったんで今回はメッキです。
一通りの作業が完了したので、七夕デートはNZ250で逝きました。