もはや笑うしかない・・・?NZ250タンクとの戦いは続く・・・
正直、ここまで燃調系で苦しめられる夏は初めてです。
GPX250RⅡはキャブで。VT250FGも原因不明のオーバーフロー。
とどめはNZ250の錆タンク。
適当にちゃっちゃっとやったとは言え、一応亜鉛めっき掛けて数日間問題なく走らせていたんですよ。まったく快適だから都市高速にもガンガン上げました。で、本日九州道の高速走行を楽しもうと思い立ち、ETCとレーダーナビをセットして、いざ!出動っ!!
8000rpmオーバーでのクルーズを楽しんでいて、悪魔は突如降臨しました。
ガスが流れない・・・っ?
路肩に寄せてフィルターを見ると、『何ぢゃこりゃぁぁぁ~っ・・・!?』なほど細かいゴミが・・・ちょっと訳がわからなくなって、軽いパニックですが、とにかくフィルターをお掃除してタンクの中を覗いて見ます。
メッキが剥げてる
お気軽にやった前処理の残りかすでしょうか・・・錆落しを8部目の高さまでしか処理しなかったので、タンク上部の錆でしょうか・・・
ただ、明らかにここ数日の中で条件が違うのは、回転数。そう。8000rpmを境に、バイブレーションが一気に増えます。都市高速では巡航時6500rpmキープで、市街地での発進もトルクの粘りのおかげで3000rpm以下で十分です。
それが、8500rpmで巡航を始めて数分で発症です。
想像ですが、お気楽メッキの時は、還元された細かい錆も沈殿した状態で薄いメッキ膜に閉じ込められていて、更に横着してやらなかった上部の錆と同様に強烈なバイブレーションで剥げ落ちて逝ったのかも知れません。
だから中低速域では問題なかったものが、タンク自体と共鳴・共振する回転域で一気に剥離したものと考えれば、何となく納得出来ます。
ぢゃ、だぅしやぅ・・・?
もう一台のタンクは持って来たから、こっちで納得逝くまで錆取とサンポールメッキにトライして、積み替えて検証した方が間違いなさそうです。
それにしても、この暑さ。おいらの心は折れるどころか砕けて溶けてしまいました。
どっちにしても、もう一回手を加えないと安心してNZ250でスクランブル掛けられません。
おいらの荒振る神、最凶鈴菌 NZ250 は生半可なやっつけ仕事はお気に召さないようです。
はぁぁぁぁぁ~・・・・・
最凶鈴菌 NZ250 だけではない重篤患者です
そう言えば、NZ250に特化して書いていますが、御多分に漏れず鈴菌感染者は複数のキャリアと共生しているという通説を覆すことが出来ない患者です。
現在でこそ、NZ250を2台とVJ21K改の三台のみですが、所有してきた鈴菌キャリアは相当な数に上ります。
時系列を逆行していきます。
直近では、TS125R-R改、TN125、SX125、SEPIA-ZZ、VJ21K、Vecstor125、RM125改、VJ22L、GSX400S、Let's50、GSX250RR、GS250E、GF250、GS250FW、GJ21は1~4、RG125は正立・倒立複数台、VJ21はWOLFも乗りましたし、アクロスもコブラも短期間所有してましたが、当時はカウルを必須アイテムと思っていました。
免許制度改正以前は中免条件違反という確信犯でGSX750EⅣ、GSX750S、RG400Γ/500Γ、GT750にも手を出してました。
うんと遡ると時期は滅茶苦茶ですが、マメタン、RG50E、2stバーディー、蘭、Hi、GAG、TS50、SEPIA、RG50Γ、RF400、GSX400FS-Inpuls、TS200R、GSX400R、GSX250R、Carna50・・・・・・・・キリがない・・・・・・
思いついたら当時の画像もアップしたいと思います。
結局、一番のお気に入りは VJ21K Schick-Version 1989限定車で、新車予約購入して、事情から一旦手放したものの、その魅力とやり残し感から8年前に中古購入。フルカスタムして以来、ずっとそばに置いている子が不動のレギュラーで摘出不能のフェーズ4腫瘍として共存し続けています。
次がやっぱりNZ250かな。
久し振りに改造途中の倉庫に逝って来ましたんで、タンクだけ持ち帰って、今回のNZ250の仕上げのスペアとして塗装を始めたいと思います。
どっちもナンバー取ってるんで、2台とも並べておけば仕上げるのもペースが上がりそうですが、この暑さ・・・塗装するだけで心が折れそうです。
折角アクセスが増えて来てるんで、特に作業してない間は、ヤバい鈴菌キャリアの紹介を少しづつ折り込みたいと思います。
NZ250 後回しにしてたトラブル叩き タンクのメッキ処理
お輿入れの時に、ちゃちゃっと掃除して使っていたフロントブレーキですが、とっても危険な予感がしたため朝から再度バラしました。
初代NZ250は、フロントキャリパーの咬み込みで怖い思いをしたことがあったと言うのが倒立化への決断になりました。30km/h位でもフロントはやばいよぉ~。
予兆が出て咬み込むまでそれ程余裕はありません。
フロントの回転が渋くなったと気付いて、症状を確認するために止めたが最後、ロックして押し歩きさえ出来ません。エア抜きからフルードを抜いて何とか生還出来た経験があります。
今回は、そこまで強いものではありませんが、出先で発生すれば笑い事では済みません。
そこで、念入りに分解清掃です。ダストシールが一部切れていますが、フルードは来てないのでオイルシールは生きてると考えて再用です。大体休日にシールは買えないって・・・・キャリパーのシリンダー部分に怪しげな茶色い固着跡が・・・軽く研磨してピストンは念入りにバフ磨きです。
指押しで引掛りなくスライド出来ることを確認したら、今度はマスター側も徹底的にフラッシングします。マスターが綺麗になったところでお次は惜し気もなくDOT4のフレッシュフルードでホース内部もフラッシングです。
ここでやっとキャリパーと再接続。いつもの倍以上のフルードを通過させてエア抜き。パッドも換えたからこれで落ち着いてくれるといいのですが・・・
ブレーキと戯れている間、タンクもやりました。
まずはお約束のサンポール錆取。早朝一発目から5時間程やったんで次の作業に移ります。
なんと、今回は内側を亜鉛メッキしてやることにしました。
詳しい解説はググれば出て来るんで省略。
錆取の液は一旦抜き去り別保管。新しく2リットルのサンポールを投入し、水で希釈します。コックは外してメクラしてます。フロートは袋で巻いて共締してます。
よく混ぜながら満タンまで水を加え、コック固定用のボルトにマイナスを繋ぎます。
プラスには定番のマンガン電池から捕獲した亜鉛ケースを接続し、タンクに接触させないように吊り下げて沈めます。時々撹拌しながら3時間ほど放置。泡だらけになってます。
その後、後日使えるように溶液を抜いて保管し、念のためマジックリンで中和させた後徹底的に水洗いです。夏の太陽をたっぷり浴びさせて乾燥させました。
口の部分は溶液に浸かってないこともありすぐ赤錆が出ましたが、内部は何となくメッキ出来たようでどぶ色のままです。
コックを組んで、フロートも掃除して取付。3リットルほどガソリンを入れて抜いてみました。取敢えずいいみたい。しばらく様子を見てメッキが効いてるかどうかは後日アップします。
都合4リットルのサンポール(半分は錆取、残りがメッキ用)と単1マンガン電池3本(1本は分解して亜鉛ケースを取ります。2本直列で3Vを確保します)、あとは仕上げ中和用のマジックリン2リットル。
使用済みの溶液はそれぞれ保存して次も使います。
ディスカウントでサンポールとマジックリンがそれぞれ500cc105円。マンガン電池は100均で2本入りを2つ。時間はトータルで10時間位かかりました。
FRPでコーティングする方法もよく利用しますが、ただでさえ容量の小さいタンクです。出来るだけ温存したかったんで今回はメッキです。
一通りの作業が完了したので、七夕デートはNZ250で逝きました。